設備紹介 - ショットブラスト
ショットブラストの第1種ケレンで、長持ちする塗装を。
- ショットブラストとは
- 塗装の付着をよくするために研磨剤となる細かい砂や金属片を高圧力で打ち付け、鉄の表面の被膜や錆・塗装などを落とし表面に凹凸をつける設備の名称です。
この設備を利用した加工方法を『ブラスト法』といいます。
ブラスト法は塗装前の下地処理(素地処理)の一種に当たり、この方法を『第1種ケレン』といいます。
- 第1種ケレンの下地処理(素地処理)
- 塗装の付着をよくするために行う下地処理(素地処理)ですが、第1種ケレンである『ブラスト法』は鉄に付着している錆・被膜・汚れを完全に除去することができます。
『第1種ケレン』を行うことで、塗装の付着がよくなるだけでなく、さびにくく、より長持ちする塗装となります。
ショットブラストのメリット
- 錆の進行を
防げる - 錆の進行を防ぐことができます。ショットブラストを行う前(加工前)の鋼材には、鉄の酸化物(ミルスケール)が付着しています。
酸化物を除去しないまま塗装を行うと時間経過とともに鋼材とミルスケールの境界で錆が進行してしまうことになるため、ショットブラストを行うことで錆を進行を妨げることに繋がります。
- 塗装が
長持ち - 塗装が長持ちします。ショットブラストを行わなず塗装を行うと鋼材とミルスケールの境界で錆が進行することで塗装の剥離が起こり、結果的に塗装が長持ちしなくなってしまいます。
ショットブラストを行った場合、剥離の原因となる錆が除去された状態で塗装を行うため、塗装が長持ちします。
- 内部の錆に
強い - 内部の錆に強くなります。ショットブラストを行った後の鋼材は、ミルスケールや異物が除去され、鉄の表面に小さな凹凸がある状態になります。
その状態で塗装を行うことで、塗装と鋼材との密着性が向上し、また錆の原因が除去されているため塗装内部からの錆に強くなります。
ショットブラストの工程
- 下地処理(素地処理)を行う塗装物を、床面にセットし、ショットブラストの準備をします。
- 塗装物にショットブラストでブラスト法を行っていきます。
- ショットブラストからは非常に細かい砂や金属片が高圧力で出ています。これらを塗装物に打ち付けることで、研磨剤として被膜や錆・汚れなどが除去されます。
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