- 粉体塗装とは
- 粉体塗装とは、100%固形分の粉末状の塗料を静電粉体塗装法(吹き付け塗装)もしくは流動浸漬法(浸漬塗装)で被塗物に塗料を付着させた上で高温の炉内で焼き付けを行う工業塗装法です。
また、この塗装法では有機溶剤を使用しないため、環境にやさしく安全です。さらに高膜厚となるため、塗装の強度・耐食性・対候性も高く塗装が長持ちします。
- 静電粉体塗装法(吹き付け塗装)について
- 静電粉体塗装法とは、スプレーガン(静電ガン)で塗料を帯電させることで静電気を利用し、被塗物に塗料を塗布する塗装法を指します。塗料を塗布した後は焼付乾燥炉で加熱溶解することで塗膜を形成します。
- 流動浸漬法(浸漬塗装)について
- 流動浸漬法(浸漬塗装)とは、余熱した被塗物を流動している塗料の中に浸漬する塗装法を指します。熱により塗料を被塗物に融着するので厚膜の塗膜となります。